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今や、小中学生までもがうつ病の危機にさらされている時代です。うつ病、統合失調症、解離性障害、リストカット・・・そして、その果てにある最悪の結末である、自殺。これらがマスメディアに取り上げられない日はないかと思うぐらい、現代社会に「精神疾患」は溢れています。
こんなご時勢ですから、当然、鍼灸院に精神疾患を持った患者さんが訪れていても何も不思議ではありません。主訴として精神疾患を訴える人はまずいないかと思われますが、例えば現在治療中の患者さんが「実は坑うつ剤を服用している」「手首に無数のリストカットの跡がある」場合、鍼灸師はどのように対応すれば良いのでしょうか?
今回、精神科の専門医である保坂隆氏と、精神疾患を抱えた患者への治療経験をもった4人の鍼灸師に集まっていただき、基本として持つべき知識や具体的な対応について話し合っていただきました。「精神疾患は鍼灸の適応ではない」とする見解はある程度コンセンサスを得られるものだと思われますが、かといって実際の現場では、「相手にせず病院へ送ってしまえばいい」と一言で片付けられる問題でもないようです。現実に対応に苦慮している開業鍼灸師の方も多いのではないでしょうか。
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